救いを待っている猫を救援するといっても、保護するだけでは猫は救われません。身体にも心にも傷を負った猫たちに動物病院で必要な医療を受けさせ、シェルターで社会化して、「より良い譲渡」を進めることが肝心です。
猫がどのような健康状態にあるのか、どこまで検査や治療、手術が行われたか、新しい家族に迎えられてからどのようなケアや医療が必要か、きちんと説明して、ご理解、納得の上で猫を迎えていただくことが「より良い譲渡」と私たちは考えています。
自分たちへの自戒も含めて、動物を保護して譲渡する団体は、人にも動物にもやさしい「より良い譲渡」を目指したい。
コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスがいわれがちなご時世ですが、命に関わる活動ではしっくりこない。その時点でベストと思われる医療とケアを行なって、猫たちを救いたいと私たちは考えています。
終生、完全室内飼育で適正なケアと健康管理を行い、最期まで看取ってくださること。
譲渡する保護猫は、動物病院で健康診断、ウイルス検査、駆虫、便検査、ワクチン接種、去勢不妊手術、マイクロチップ装着が行われています。それらの費用の一部として、1頭3万5000円をご負担ください。
家族募集中の保護猫たちからご希望の猫を選びます。
保護猫お申し込みフォームからお申し込みください。
担当よりご連絡
メールまたは電話でご連絡差し上げ、いろいろ質問させていただきます。
面会のご案内
面会していただくことが決まったら、日程を調整して、面会場所をご案内します。
猫との面会
面面会場所で猫と面会していただきます。
猫のご面会には、ご同居者全員でお越しいただけるようお願い致します。
トライアル決定
猫と家族と当会との納得がいけば、トライアル決定です。トライアルとは気軽な「お試し」ではなく、家族として一緒に暮らすための導入期間としてお考え下さい。トライアル誓約書にご署名いただきます。
ご自宅に猫をお届け・トライアル開始
ご自宅までスタッフが猫をお届けします。環境を確認させていただいた上で、ケアと健康管理等についてあらためてアドバイスします。
※お届けの際の交通費はご負担をお願いいたします。
正式譲渡決定
ケース・バイ・ケースですが、トライアル期間は2週間程度。家族と猫と当会の合意のもと、正式譲渡が決まります。譲渡誓約書を交わしていただきます。
▶猫が外に出てしまい悲しい別れにならないよう、脱走防止扉・窓等の対策を施してください。
▶猫の飼育に必要な物品をご用意ください。
●ケージ
猫が住環境と家族に慣れ、新しい猫にも先住猫にもストレスとならないよう、一定期間、新しい猫にケージで過ごしてもらいます。その後は、ハッチを開け放して利用すればハウスに。天辺にマットを置けば、猫が高所から部屋の中を眺められるので快適です。来客や災害時にはケージに入れましょう。
●キャリーバッグ
動物病院への通院用に必須です。
●フードボール・ウオーターボール ●爪とぎ ●おもちゃ ●ベッド ●ブラシ・爪切りなど
●キャットタワー・キャットウオークなど
猫がストレスと運動不足解消のため用意したいものですが、家具調度品を創意工夫することで猫が快適に過ごせるスペースとなります。