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豪雨災害で猫たちよく頑張って生きてくれたね。いしかわ動物愛護センターはひっ迫。緊急空路、東京へ
2024.10.13
豪雨災害で猫たちよく頑張って生きてくれたね。いしかわ動物愛護センターはひっ迫。緊急空路、東京へ

能登半島の豪雨が激甚災害に指定される見通しです。

10月5日、石破茂首相は、馳浩知事らとともに輪島市と珠洲市を訪れ、大雨で複数の住宅が流された現場や、浸水した仮設住宅、土石流の現場で被害状況を確認しました。

 

行政からの支援は動物たちには届きにくく、現状、私たちの能登豪雨についての救援活動はどこからの助成を受けていません。

しかし、被災者はもちろん、被災者を支援している県内の人も被災者であり疲弊しています。

 

この状況を見ていると県外からの救援が動物にとっても重要です。

私たちは、石川県と連携協働して、被災猫の救援活動を行なっています。

このたびの豪雨で珠洲市の家を失い、飼い主さんが泣く泣く手放した4頭の猫たちについても、輪島市の能登北部保健福祉センターから津幡町のいしかわ動物愛護センターまでの3時間の距離も、いしかわ動物愛護センターから小松空港までの1時間半の距離も、県の車が搬送してくれているので、助かっています。

 

写真1: 令和6年能登半島地震動物対策本部の車

 

 

写真2 : 今回の奥能登豪雨で生活再建を断念し、手放された愛猫。

 

写真3 : 航空用クレートに猫たちを入れて出発準備

 

問題は、東京までの搬送です。

航空機の1便に何頭の猫を乗せられるのか、予約の段階ではフィックスされません。当日の荷物の積載量次第で何頭を受け付けてもらえるかが決まるのです。 ⁡ すべての猫を乗せられなければ、私たちが二手に分かれ、他の便を利用して猫たちを搬送することになります。 ⁡

それでもJAL小松空港では、被災猫たちの支援ということで最善を尽くしてくださっています。事前の搬送の相談から当日の空港内での温かい対応に、改めて感謝申し上げます。

 

写真4: 小松空港にて猫たちをチェックイン

 

また石川県から東京までの車での搬送については、ペット用通販のペピイさんに相談にのっていただきました。東京までの道のりは遠く、猫たちへの負担もより大きく、昨今のドライバー不足の問題などもあり、空路を選ぶことになったのでした。 支援の輪が広がっています。

 

写真5 : 小松空港から1時間10分のフライトで羽田に猫たちが到着しました!猫のみなさん、お疲れ様です!