いしかわ動物愛護センターから私たちが引き受けて東京に連れてきたライトちゃん、新しい家族に迎えていただくことになりました!
ライトちゃんの家族となるのは、JR「SUICAのペンギン」、千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」などで知られるイラストレーター・絵本作家の坂崎千春(さかざきちはる)さん。
東京都人と動物のきずな福祉協会のロゴとちよだニャンとなる会のロゴをチャリティで描いてくださっています。
5年前ちよだニャンとなる会から黒猫のニコルちゃんを迎えてくださり、ライトちゃんは2頭目の「猫家族」。
ライトちゃんについてのこれまでの経緯です。
能登半島地震・奥能登豪雨の被災猫の救援活動として、10月29日私たちは石川県営の「いしかわ動物愛護センター」を訪ねました。
人に馴れていないおとなの猫4頭を託されることになっていたのですが、「体調不良の子、ライト(推定7月生まれ・体重1.4㎏)を先に連れて行ってもらえないでしょうか」と職員(獣医師)さん。
「飛行機の負荷は心配ですが、乗り越えられそうなら譲り受けてもらえるとありがたいです。センターで譲渡可能と考えて、(事前の)候補にはあげていませんでしたが、数日で状態が悪くなってしまいました」。
ウイルス性の風邪症状とみられ、目の状態も悪くなっています。すぐに適切な治療を受けなければ失明する可能性もあり、東京に連れて行くことになったのでした。
(※センターで撮影)
羽田空港に到着後、連携するひがしやま動物病院(杉並区)に搬入。東山哲院長によれば、ライトちゃんの目は、右目は結膜炎だけれど、左目は無事。まずは点眼薬を使っていきましょう、ということになりました。
それから3週間の入院と加療で、点眼薬が良く効いたのでしょう、ライトちゃんは、ひどいくしゃみなどの風邪症状もおさまり、目もすっかりきれいになって、退院。私たちが運営する東京シェルターシェアリング神田神保町で過ごしていました。
先日、坂崎千春さんがシェルターをご訪問。ライトちゃんが抱っこをせがんで坂崎さんにしがみつき、「ぼく、よいこにします!(先住猫の)ニコルちゃんともなかよくします。どうかおうちのこにしてください」とのどを鳴らして頼んだのかどうかはわかりませんが、素敵なご縁が結ばれたのでした。